介護現場と技能実習生
今回のブログは介護施設協同組合より大野がお届け致します。
毎月1回、技能実習生の配属施設への定期訪問がありますが、仕事の内容について聞くと、ほとんどの実習生から最初に聞く言葉は、日本の高齢者は本当に優しくて親しみやすい方が多いということです。
私は前職で現場での勤務経験も長くあるため、実習生のこうした声を聴くと、とてもありがたい思いがします。
日本の介護の現場では介護職として仕事内容からモチベーションが維持しにくく、職員の定着が難しいこともあります。世界から信頼を得られる日本を作り上げてきた先人に対して、とても悲しい現実でもあります。
訪問の際に、実際に利用者様に実習生に対する感想を伺ったことがあるのですが、「安心して何でも言えるし、何を頼んでも嫌な顔を一回もみたことがない。私の頼れる先生です」とお話下さいました。
そんな話を聞いて、何か自分のことのように誇らしく嬉しく感じたことを忘れることができません。
一般的に、日本の介護現場は、労働力が少なく、離職率も高く、業界はまだまだ人手は十分ではありません。
高齢者のクライアントに対し、真摯な態度で対応し、かかわりを大切に持とうとする技能実習生は日本の未来に不可欠だと考えます。
そんなあたたかい手を育てるお手伝いを今後も陰ながら応援させていただきたいと思います。
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