エールをおくっています
今回のブログは研修センターより、大野がお届け致します。
入国後講習の介護の教育に携わらせていただき、実習生の皆さんのお手伝いをさせていただけたことは、私自身にとって大きな糧となりました。
私が関わったどの実習生にもそれぞれのvisionがあって、日本で介護職員としての職業を通してたくさんのことを学びたいと思っていることをそれぞれに語ってくれました。
彼らの逞しさに触れて励まされることもたくさんありました。
実技の練習でうまくいかないことが悔しくて涙する場面、友達のために一生懸命に教える仲間の姿、わからないことは「先生、わたしはまだわかりません!」と積極的に言って手を挙げてくれた場面…。
私の方が学ばされることの方が多かったように思いました。
私自身も海外留学中に英語がうまく話せなくて躓いたことがあったので、日本語でのコミュニケーションがうまくいかなくて苦しむ実習生の気持ちはよく分かりましたが、極力日本語で意見を言ったり説明したりしてもらう機会を作りました。
コロナ禍で気持ちが暗くなることもあるかもしれないけれど、どこに行ってもどんな時も元気が出るようにと、13期生の皆さんとは「上を向いて歩こう」をよく一緒に歌いました。送り出す日は少し涙が滲みましたが、晴天の良い門出となりました。
研修センターでは今も14期生、15期生、16期生の授業や生活サポートにあたっていますが、毎朝冷え込む空の下、どの実習生も遅れずに教室にやって来ます。
彼らが日本の生活や入国後講習を通し、マナーやふさわしい態度を身に着けていくことを少しずつ感じるとき、嬉しく思います。
異国の言葉を使うことは勇気が要ることだけど、自信を持って口にして欲しいことを繰り返し伝えています。
意思表示がしっかりできる実習生が育つよう力添えしていきたいと思っております。そして、利用者様の心の声を聴き、寄り添える介護職員に育って欲しいと切に祈っています。